頻尿でも大丈夫!登山を楽しむためのセルフケアと対策まとめ

最近は登山を趣味にするアクティブな50代、60代が増えてきています。
まだまだいけるぞ!と思いつつ、どうしてもカラダに変化は生じてしまいます。

特に、山を登る女性にとって悩みになりがちなのは頻尿です。

「今度登る山はトイレがほとんどないから困ったな…」
「トイレのことばかり気になって、綺麗な景色に集中できなかった…」

せっかく山を登っているのに、楽しみきれないのはツライです。友達に誘われても、「ちょっと…」と尻込みしてしまう気持ちもよくわかります。

でも、繊細な悩みだからオープンにできていないだけで、実際には尿のトラブルに悩む女性はたくさんいます。
シニアでアクティブに活動しているように見える人も、話してみたら同じように悩みを持っていた、なんてことはよくある話です。

では、なぜ尿のトラブルに悩みながらなぜそんなにアクティブに活動できるんでしょう。

その違いの一つは、しっかりと向き合ってセルフケアできているかどうかです。

基本的には泌尿器科などを受診することが先決ですが、この記事ではセルフケアに重点を置いて書きました。

尿のトラブルは誰にでも起こりうることです。恥ずかしいからとふさぎ込まずに、アクティブで楽しい山ライフをとりもどしましょう!

この記事のポイント
・イソサミジンやかぼちゃ種子エキスを配合したサプリメントはセルフケアに有効。
・骨盤底筋のトレーニング、排尿トレーニングが尿トラブルにオススメ。
・携帯トイレは、精神的なストレスも緩和してくれる。

 

サプリメント

セルフケアのひとつとして、サプリメントを活用することが挙げられます。

まずはじめに、メジャーな頻尿の原因を知っておきましょう。

頻尿で多いのは、過活動膀胱と骨盤底筋のゆるみの2つの原因が考えられます。

過活動膀胱は、排尿筋が過剰に収縮することで尿を十分に溜められなくなることで起こります。溜める量が減るため、トイレが近くなってしまいます。また、スッキリしない感じが残るのも特長です。

サプリメントの中には、リラックス効果を期待できるものがあります。

女性向けの有効成分は、「イソサミジン」「かぼちゃ種子エキス」などがよく知られています。

男性向けは、「ノコギリヤシ」が有名です。

それぞれの有効成分について簡単に説明します。

イソサミジン

屋久島原産のボタンボウフウから抽出される成分で、たっぷり溜める力をサポートする成分です。
たっぷり溜める力が弱まっていると、トイレが近くなります。

ボタンボウフウはセリ科の植物で、仲間にはパセリやセロリ、ニンジンが該当します。

自然由来の女性に嬉しい成分です。

かぼちゃ種子エキス

イソサミジンと相性のいい成分としてしられており、ヨーロッパでは薬用として女性のデリケートな悩みに役立つ植物として親しまれています。

ヨーロッパではハーブティーとして抽出成分を摂取しているんですが、日本ではほとんど販売されていません。

抽出成分をサプリメントとして飲みやすくしてくれているのはありがたいですね。

ノコギリヤシ

前立腺に由来する尿のキレの悪さに効果があると考えられている成分です。

前立腺なので、女性向けのサプリメントではありません。

効果が出るかどうかは頻尿の原因にもよりますし、高血圧の薬との飲み合わせの問題もあります。
泌尿器科の受診とセットで考えてください。

▼▼イソサミジンとかぼちゃエキスを配合した女性向けのサプリメント▼▼


ダイドードリンコナチュラエース

トレーニング

骨盤底筋を鍛える

原因のもう一つである「骨盤底筋のゆるみ」は、残念ながらサプリメントでは改善できません。筋力の低下なので、トレーニングをする必要があります。

簡単にトレーニング方法を紹介します。

骨盤底筋トレーニング
1. 仰向けに寝て、両膝を軽く曲げて立てた状態でリラックスします。
2. 筋肉を意識するために下腹部の上に手を乗せ、10秒間肛門や腟を締めるように力を入れます。
3. 力を抜いて、50秒間リラックスします。
4. 1~3を10回繰り返します。

 

具体的なトレーニング方法は以下の記事を参考にしてください。スクワットで鍛える方法も紹介しています。山登りに必要な下半身の筋肉も一緒に鍛えられて一石二鳥ですよ!

参考頻尿登山家必見!骨盤底筋トレーニングの方法(準備中)

排尿トレーニング

精神的な原因に由来する頻尿のケースでは有効なトレーニング方法です。
感染症や前立腺肥大が原因の場合は、悪化させる恐れもあるため医師の指示のもと行ってください。

やりかたは簡単です。

排尿トレーニング
1. 尿意を感じたら、5分くらい我慢してみる。
2. 少しずつ我慢する時間を延ばし、2~3時間くらい我慢できればトレーニング完了。

 

実際にどれくらい我慢できたか、1日に何回トイレに行ったかを排尿記録としてメモしておくと、変化がわかりやすくなります。

トレーニングを成功させるコツは次のとおりです。

  • 2週間から1ヶ月くらいかけて、少しずつ時間をかけてトレーニングすること。
  • はじめのうちは、すぐにトイレにいける家の中などでトレーニングすること。

携帯トイレ

我慢できないからといってその辺でしてしまっては、自分も同行者も嫌な気持ちになりますし、尿やティッシュをその場に残してしまってはマナー違反です。

素晴らしい景色を見ることができるはずの山登りで、糞尿やティッシュがあちこちに放置されているのを見てしまったときのガッカリ感は計り知れません。

そこで活躍するのが、「携帯トイレ」です。最近のものは性能が高く、糞尿を固めて臭いの漏れない専用の袋に入れて持ち帰ることができます。

最近ではマナー向上のために、携帯トイレ用のゴミ箱が設置されていることもあります。

登山の計画を立てるときに「トイレがどこにあるのか」「どれくらい我慢しなければいけないか」は頻尿かどうかに限らず気になるポイントです。

気にしだすと余計に近くなってしまうのも、頻尿の悩ましいところ。「気になる→トイレが近くなる→さらに気になる」の悪循環ですよね。

しかし、携帯トイレを持っておけば、トイレに行きたくなったタイミングでキチンと処理をすることができます。

山を汚すこともありませんから、罪悪感に苛まれることもありませんし、トイレを携帯しているという安心感もあります。こうした心の余裕が生まれると、登山に集中できていい循環になりますよ!

オススメの携帯トイレは以下の記事にまとめました。

参考オススメの携帯トイレ(準備中)

カラダの冷えは頻尿の敵!

寒くなったときに、ブルッときた経験はありませんか?

尿意とカラダの冷えには密接な関係があります。

特に登山では、汗をかいたウェアを着替えにくいですし、気温も変わりやすいためカラダが冷えやすい環境にあります。

下半身の冷えを防止するために、ショウガなどのカラダをあたためる成分の入ったサプリメントを摂取したり、機能性タイツやくるぶし丈以上あるソックスを活用することが大事です。

機能性タイツは、筋肉の動きをサポートしてくれるため、シニア必携の登山グッズともいえます。

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